~アジアビジネスの実情とアジアで活躍できる人材育成について~
(実際の現場での教育デモ再現・ロールプレイングを交えながら)
第42回ビジネス交流会はアジアビジネスの実情とグローバル人材育成をテーマとした講演会を中心に、宿谷委員長、田作副委員長の司会進行のもと、JICA見学会・懇親会を含めて三部構成で行い、約30名の方々にご参加頂きました。
第一部として、JICA(国際協力機構)地球ひろばを見学し、発展途上国の実情に関する知見を高め、我が国の関わり方を考える場「ミニ万博」に参加しました。
第二部の講演会は場所を移動して開催しました。講師はビズエイジア株式会社の野口代表と外国人シニアコンサルタントの雷マネージャーです。ビズエイジアはアジアを中心に外国人人材育成・研修、集客・接客支援、多言語対応、インフラ整備等のサポート業務を行っています。同社取引先は地方公共団体、物販をメインとした商業施設などが多いとお聞きしました。
まず、日本人の人口減少、在日外国人の増加、日本を取り巻くアジアの経済成長などに関して、具体的なデータをもとにご説明がありました。
次に外国人を採用する際や外国人材を育成する際の留意事項として、文化的・法律的な違いを十分に理解し、適切に対応することが重要であり。特にグローバル人材とは何か、自社に置き換えて定義しなおすことからスタートする、つまりジョブディスクリプション・コンピテンシー・処遇採用による募集要項・任命要件などの基準作りが大事になるとのお話が印象的でした。
また、グローバル人材育成に関する一例として、留学生就職支援育成プログラム(立命館アジア太平洋大学)の採用なども挙げられていました。
アジアビジネスの成功には、現地の事情に精通し、柔軟かつ戦略的に対応できる人材の存在が不可欠です。実務の中で活かせる語学力とともに重要なのは、異文化理解力と適応力になります。ビジネス慣習や価値観の違いに対して寛容かつ適切に対応する能力が求められます。外国人スタッフとの信頼関係を築くためには、共通目的意識をもち、長期的な視点での関係構築力も必要となるものと感じました。
さらに、外国人の方々に問題なく通じるジェスチャーはどれでしょうか?という「南甲インバウンドクイズ選手権」も行われました。日本人が普段使っているジェスチャーは外国人には通じないものも数多くあるということをあらためて認識しました。
第三部は「インド料理店」ダルバールに会場を移して、講師のお二人を囲んで交流懇親会を開催しました。ビジネス交流の促進と人脈を広げるチャンスとなり、大変有意義な時間を過ごすことができました。
文責:中田重幸(1987年法学部卒)
第一部【JICA見学会】
JICA(国際協力機構)地球ひろばは「知らない私に出会う」をテーマに多文化共生社会を謳い、多くの模型・写真・パネルの展示を通じて、開発途上国を含む世界の人々へ共感や連帯感を育む
ひろばとなっています。
第二部【講演会】
《講師》野口 晃一 様
ビズエイジア株式会社 代表取締役社長
1995年中央大学商学部卒業 亜細亜大学大学院博士課程前期終了(研究テーマはアジア人材戦略)
三菱UFJニコスにて15年間勤務(うち、約11年間人事部)の後、ビズエイジア株式会社を設立。
立命館アジア太平洋大学社会連携参与、東京経済大学講師、ほか多数の公職も兼務されています。
《講師/アシスタント》雷 婷 様
ビズエイジア株式会社 マネージャー シニアコンサルタント
中国生まれ。日本語堪能で分かりやすく、アジア各国の生活慣習、ジェスチャー、価値観の違いなどについて、ご説明いただきました。
第三部【懇親会】
講演会終了後、講師のお二人を囲んで、インド料理店で交流懇親会を実施しました。
ご当地食材を使った数々の美味しいお料理に舌鼓を打ちました。