9月「にもく会」恒例の懇親ビアパーティが、9月12日に開催されました。
令和6年7月10日(水)、第349回南甲ゴルフ会が、桜ヶ丘CCにて開催されました。ここのところ猛暑日が続いていましたが、時折日が差す程度でそんなには暑くなく、雨も降らないゴルフ日和でした。
8時10分、キャディマスター室前に新入会員を含む30名が集合。玉澤会長のご挨拶、新入会員の紹介、競技説明があり、集合写真を撮りました。新入会員は4名、以下の方々です。大型新人は南甲倶楽部常任理事、会員交流委員長の谷口充生さん(S54卒)、「初参加、嘘でしょ?」、会員さんから驚きの声が上がりました。それに、H5卒の上笹貫統さん、H8卒の中井雅章さん、H24卒の野村瑞希さんの4名でした。
8時30分、アウト、インから4組ずつ、優勝を目指してスタートして行きました。天気予報は午後からお天気下り坂となっていましたが、終日雨に降られることなくラウンドできました。
14時30分、全員が無事ホールアウト、風呂で一日の汗を流して15時、パーティ、表彰式が始まりました。玉澤会長のご挨拶と乾杯に続き、新入会員4名に自己紹介。上笹貫(かみささぬき)さんは珍しい自身の名字の由来を語り、中井雅章さんと紅一点の野村瑞希さんは、「また参加します」と嬉しい挨拶をしてくれました。
大人数でのコンペを制したのは、42、48、グロス90、ネット70の中野愛之さん、お見事でした。成績表上1位が上笹貫さんになっていますが初参加のため2位になります。第3位はプロゴルファー弁護士を自認する竹内義則さん、ベスグロは小林満男さんの86。それぞれおめでとうございました。今回も、小高愛二郎先輩よりマシュマロ、烏田克彦さんより石鹸を全員に賞品提供をして頂きました。有難うございます。初対面の方々に名刺交換をして貰い、15時50分、散会となりました。
中央大学OBが欧州サッカークラブの経営に挑戦!
『クラブオーナーの日常とポルトガルの魅力』
〜外国人スタッフのマネジメントと
スタートアップ時に心がけたこと〜
ビジネス交流委員会では、スポーツビジネスをテーマに「土曜日開催」「外部施設の活用」という2つの試みに挑戦をいたしました。今回はビジネス交流委員をつとめ、現在はポルトガル・サッカーリーグ PEVIDÉM SPORT CLUBE(ぺヴィデン・スポーツクラブ)オーナーの石塚辰八氏によるトーク・セミナーを軸に、都内では珍しいポルトガル料理専門店での食事会も併催をいたしました。
土曜開催とした結果、これまでの平日開催とはまた違った多彩な参加者の顔ぶれとなり、サッカー愛好家の方や、遠方会員の方、会員家族の参加もあり、盛会となりました。
【石塚辰八 氏 経歴】
東京都出身。
1997年中央大学大学院商学研究科修了後、信金中央金庫入庫。
2005年M&A仲介アドバイザリー企業の株式会社ストライク(東証プライム6196)を経て
2023年よりポルトガル・サッカーリーグ PEVIDÉM SPORT CLUBE オーナー就任
【第1部:石塚氏によるトーク・セミナー】(会場:TKP四谷会議室 11:00-)
宿谷委員長の開会の挨拶の後、石塚氏より簡単に御自身のバックグラウンドについて語っていただき、今回の運営参画に至る経緯、そして現在置かれている状況、ポルトガルでの生活、スポーツ界全体の俯瞰、課題など、日本ではなかなか得られない貴重な情報をご提供いただきました。また「ここでしかお話しできない」というオフレコ情報も多々伺うことができました。(参加者限定)チームの動画の紹介もあり、映像・画像を併用した、わかりやすい進行で、質疑応答も活発に行われました。また今季は4部リーグからプレーオフ進出を果たし、残念ながら3部昇格はなりませんでしたが、来季を展望したさらなるパワーアップの原動力となるべく、チームへの支援要請の案内も実施されました。
【第2部:懇親会】(会場:マヌエル四谷店12:30-14:30)
会場を徒歩数分のポルトガル料理専門店へ移動。
本日の総括を阿部正行さんにお願いし、今後中央大学で創設予定にスポーツ関連学部での石塚さんの活躍機会の展望などお話いただきました。
乾杯のご発声は、平手啓一さんにポルトガル語で行っていただきました。石塚さんよりチーム・ユニフォームの紹介ほか、テーブルを全部回っていただき、セミナーでは「聞きそびれた」いろいろなお話を個別に質問する機会を設けました。
最後の締めを岩崎良三さんに行っていただき、無事閉会となりました。
活動への積極参加で縁を活かそう
対象新入会員の約半数が参加
2024年度第1回目の新入会員歓迎式が6月4日、東京ガーデンパレスホテルで開催されました。今回の対象新入会員は昨年度下期入会の61名で、うち32名が参加。歓迎式・懇親会は倶楽部役員、紹介者ら70名が参集しました。
歓迎式の冒頭挨拶に立った川手正一郎副会長は、「小人(しょうにん)は縁に出会いて縁に気づかず、中人(ちゅうにん)は縁に出会いて縁を活かさず。大人(たいじん)は袖擦りあう縁をも活かすという。みなさんは大人として、南甲倶楽部での縁を活かしてほしい」と新入会員に語りました。
歓迎式は会員増強委員会が運営し、川窪臣知委員の司会進行で、鈴木不二雄担当専務理事、川島正博委員長が挨拶。その後の懇親会は、会員交流委員会が運営し、佐野友映副委員長の進行のもと、長谷川稔担当専務理事、谷口充生委員長が挨拶しました。
役員、委員長らが揃って「会活動への積極的な参加」を呼びかけた中、乾杯発声に立った二宮雅也副会長は、「私は長く活動に参加することがなかったが、先般の総会に出席し、多くの方とお会いした。自身の反省も込めて、活動への参加が大切だと皆さんに申し上げたい」と述べました。
歓迎式懇親会は2時間余の歓談の後、熊坂隆光統括専務理事による中締めでお開きとなりました。
オリエンテーションでは動画も
歓迎式に先立ち、今回も新入会員向けに倶楽部の活動を紹介するオリエンテーションを実施しました。進行はプロジェクトリーターの岩崎良三常任理事が行い、動画により倶楽部の目的と歴史、組織と活動内容などの紹介が行われました。当日上映した動画は、ホームページ「南甲チャンネル」でも視聴できます。
参加できなかった会員のメッセージ
当日参加できなかった新入会員・吉村浩平さんのメッセージ。当日、紹介者である幸脇盛治さんが岐阜県からメッセージを託されて出席されました。
会費以上の価値を感じる倶楽部に
芳井会長体制で初の総会
南甲倶楽部2024年の第1回理事会と定時総会が5月23日、東京ドームホテルで開催されました。会長就任後初の総会を終えた芳井敬一会長は、総会後の懇親会での挨拶で、「会員が会費以上の価値を感じる倶楽部にしていこう」と会員に呼びかけました。
定時総会議案
第1号議案 2023年度事業報告・一般会計報告・特別会計報告・欠損金余剰金処分案・会計監査報告……以上承認
第2号議案 2024年度事業計画案・一般会計収支予算案・特別会計収支予算案……以上承認
第3号議案 役員改選……芳井会長再任決定・その他の役員選任については、新会長に一任となった。
第4号議案 その他……議案提出なし
2024年 定時総会
議長は規則に則り芳井会長が務め、議案はすべて承認されました。
総会終了後、永年に亘り「当倶楽部の会長」としてご尽力いただきました足立名誉顧問に「花束」が贈呈されました。
その後会場を移し、懇親会が開催されました。校歌斉唱の後、開会の挨拶に立った芳井会長は、店舗拡大で躍進する小売大手・ニトリのCM「お値段以上」のフレーズを例に、「南甲倶楽部も『価格=会費以上の価値』のある活動を展開することで、目標とする会員1000名を達成しよう」と会員に呼びかけました。
懇親会は約200名が参集し、着席形式で開催。中央大学・大村雅彦理事長、河合久学長、久野修慈学員会会長ら来賓挨拶、入会30年の永続会員への感謝状授与の後、足立名誉顧問の発声で乾杯が行われ歓談となりました。和やかな宴は、熊坂隆光統括専務理事の中締めで閉会となりました。
大村雅彦理事長
多摩キャンパスに「大学史資料館」「法と正義の資料館」を開館したことを報告するとともに、一層の大学支援を要請しました。
河合久学長
大学のAIデータサイエンスセンターにおけるリカレント教育の強化のための南甲倶楽部の協力に謝意。理系大学院後期課程学生へのキャリア形成に関連し、会員企業の協力を要請した。
久野修慈学員会会長
半世紀にわたる南甲倶楽部と中央大学を振り返りつつ、南甲倶楽部会員の強い意志により中央大学の新しい時代を切り拓いてほしいと語りました。
令和6年5月18日(土)、第348回、南甲ゴルフ会を埼玉県の飯能グリーンCCで開催しました。前日、同ゴルフ場にて「ゴルフ、中大人ナンバーワン決定戦」が有り、そちらにも多数の南甲倶楽部ゴルフ会の会員が参加したため、本日は4組16名と少数での開催になりました。飯能グリーンCCの大崎会長は南甲倶楽部の会員(S52卒)、いつも格安料金にして頂き有難うございます。
9時過ぎ、キャディマスター室前に16名が集合。現在2連覇中の福島顕揚さんも3連覇を目指し気合いが入っています。競技説明が有り、集合写真を撮って、9時31分、アウトコースよりスタートして行きました。
初夏の陽気の中、15時には全員無事にプレーを終了、汗を流し15時30分よりパーティ、表彰式が始まりました。今回の優勝はアウト43、イン46、グロス89、ネット69で中田重幸さん、ぶっちぎりでした。尚かつベスグロ、おめでとうございます。準優勝は48、45、グロス93で清藤良則先輩。シルバーティを使用せず、レギュラーティからの93、お見事です。第3位は塚越公志さん、難コースでのネット77は立派です。おめでとうございます。残念ながら3連覇を逃した福島さんは、それでもグロス93、急成長です。中田さんの優勝スピーチ後、しばし雑談をしながら名刺交換タイム。16時30分には中締めになりました。今回も小高愛二郎先輩よりマシュマロ、大浦理さんよりお砂糖を全員に頂きました。お二方、いつも有難うございます。
南甲俳句会(辞達句会・文秋句会合同)
令和五年度(四月~三月)月例句会報
令和6年4月10日(水)、第347回南甲ゴルフ会が、江戸崎CCにて開催されました。本年最初のゴルフ会、晴天のゴルフ日和でしたが、大学のOB会行事と重なり12名と少数での開催となりました。
8時50分、キャディマスター室前に12名が集合。初参加の方がいなかったので、即、競技説明。いつも皆さんが喜ぶマシュマロを(株)エイワの小高先輩から商品提供をして頂くのですが、本日はそれに加えて筒井和夫先輩から相当値が張ると思われる、プロ仕様のキャディバッグを商品提供して頂きました(○○万円はすると思われます)。皆さん、大歓声、筒井先輩のお誕生月に合せて「7位」の方にお渡しすることに致しました。
9時8分、皆さん第7位を目指して、南アウトコースより、元気よくコースに出て行きました。4月とは思えない初夏を思わせる陽気の中を、キャディバッグを目指した12名全員が無事にホールアウト。
15時30分、パーティ・表彰式開始。コロナも5類になり、普通のパーティに戻りました。栄えある優勝は、なんと前回優勝の福島顕揚さん。46、47の93。ベスグロ優勝で2連覇、お見事でした。準優勝は、ここのところ好調な井原俊二さん、第3位は実力者の小林満男さん、それぞれお目出度うございます。ラッキーボーイの第7位は、S53卒の三浦元久さん、満面の笑みでした、良かったですね。
普通に名刺交換ができるようになり、1時間ほどでパーティは終了。お開きとなりました。
ビジネス交流委員会
3月18日(月)
見学会&懇親会
「東映東京撮影所見学と最新映像技術の体験」
今回は東映シーエム株式会社様にご協力をいただき、大泉学園駅からバス5分のところにある「東映東京撮影所」と、同敷地内にある「東映ツークン研究所」を視察させていただきました。
東映東京撮影所は、東映の事業所のひとつで、敷地内には東映テレビ・プロダクション、特撮研究所、東映アニメーションなどの企業や施設が置かれています。撮影所自体は90年以上の歴史を誇り、歴史の宝庫となっています。
東映ツークン研究所の“ZUKUN(ツークン)”は、ドイツ語の「未来」を意味する”Zukunft”から創られた言葉です。映像文化にデジタル技術を取り入れることで、どのような未来が生み出せるかを追求し、実践的に映像制作に活かしています。近年では多様化した新しい形のコンテンツにも積極的にチャレンジしており、まさに時代の最先端を突き進んでいます。この2つの施設で、過去から次世代までの映像制作について、入口から出口まで身近で体感することができました。
懐かしの作品から最新の映像技術まで見学
会場に到着後、研修室で東映東京撮影所を紹介するVTRを視聴しました。視聴後は今回の見学会の内容と流れを詳しくご説明いただきました。
その後、撮影所内の見学をスタート。昭和を象徴する任侠映画など、懐かしい作品の名残を肌で感じることができました。また、最近の人気テレビドラマ「相棒」や「特捜9」の撮影セットも見学できました。テレビのシーンを想起しながら、撮影スタジオの規模の大きさにも圧倒されました。
大規模な美術倉庫では、襖や扉などの美術道具から、バッグ、傘などの小物からテレビ、冷蔵庫、電子レンジなどの家電製品まで、まるでショッピングモールを歩いているような美術道具の数々に驚きを隠せませんでした。
途中、通りかかったビルで、東映の創業者である大川博さんの手形を発見しました。この方は南甲倶楽部創設当初のメンバーであったことも知り、思わぬ出会いに感激しました。大川さんはテレビ朝日の初代会長でもあり、「相棒」と東映撮影所のつながりについても理解できました。
ツークン研究所では、巨大なスタジオの中で様々な最新映像技術を体験することができました。まず、人やモノの動きをデジタル化するモーションキャプチャー技術のスタジオを見学しました。このスタジオでは、複数の出演者や小道具などを同時に撮影できます。
知識と懇親を深める充実したひと時に
次に見学したバーチャルプロダクション(11スタジオ)は、CGと実写がリアルタイムで融合できます。ここでは参加者全員で映像体験をしました。
すべての時間において大変貴重な時間を過ごすことができ充実したひと時となりました。
見学会の後は、ご用意いただいた別室で質疑応答の時間を設けました。多くの参加者から活発な質問が出て、映像への関心の深さを再認識しました。
最後に、隣のビルにあるバンケットルームで懇親会を開催しました。会場には3名の東映シーエムの方にもご参加いただきました。東映シーエムの方々とだけではなく、会員の皆様同士の懇親も深めることができ、楽しいひと時を過ごすことができました。
3月9日(土) 参加人数 8名
企業交流委員会ではメンバー間の情報交換と懇親を兼ねた情報交換会も開催しており、今回は熱海の歴史的名建築を巡るツアーを報告します。
ブルーノ・タウトの内装設計作品 旧日向別邸
東京では二度目の積雪が観測された翌日、打って変わって早春日和となったこの日、歴史的名建築を巡る見学会が開催されました。一行が最初に向かったのは、南甲倶楽部・芳井会長にご推挙いただいた旧日向家熱海別邸です。これは、実業家・日向利兵衛氏の別邸として1936年相模灘が一望できるロケーションに建てられた国の重要文化財に指定される建築物です。その特徴は、急傾斜地ゆえに木造2階建ての母屋前に土留めを兼ねた鉄筋コンクリート造りの地下室が造られ、その屋上を庭園とする工夫が施されています。この地下室の内装設計を手掛けたのが世界的なドイツ人建築家ブルーノ・タウトであり、日本に現存する唯一のタウト作品となったことで、まさにこの地下室が2006年7月に国の重要文化財の指定を受ける所以となりました。地下室は、竹や桐といった和材が随所に用いられた“社交室”、海の眺望を確保するために意図的に造作された階段やワインレッドに染色された絹の貼壁が印象的な“洋風客間”に続き、仕切られた空間でありながら隣室としての調和が重んじられた“日本間”や“ベランダ”から構成され、日本の建築美を強く意識したタウトの思想が感じられる設計・配置となっています。とても熱心なご説明をいただいたガイド役の方からは、母屋の設計も実は近代日本建築の巨匠・渡辺仁によるもので個人邸宅としては希なる作品であること、かの“ブラタモリ”のロケ地にも選ばれたこと等々、決してパンフレット等には書かれていない数々のエピソードも披露されました。
とりわけ深く印象に残ったのは、タウトの作品に心惹かれた施主である日向氏の熱意に応えるべくタウトが協力を要請したのが、逓信省気鋭の建築家であった吉田鉄郎であり、その設計思想に基づいて実際の造作を指導したのが、吉田と同郷であった宮大工棟梁・佐々木嘉平と、知られざる名工たちの合作によりこの名建築が生まれたこと、そして民間企業の保養所となったのち取り壊しの危機に直面した際に救いの手を差し延べたのが、名建築を愛する東京在住の女性篤志家の方であったこと・・・つまり、多くの方々の思いが紡がれた結果、我々が今、この貴重な作品を観ることが出来たということでした。
熱海三大別荘の一つ 起雲閣
続いて一行が訪れたのは、岩崎別荘・住友別荘と並んで「熱海の三大別荘」と賞賛された名邸が基となる「起雲閣」です。”海運王”として名を馳せ、政・財界で活躍した内田信也氏が実母の静養場所として1919年に建てた別荘部分が現存する和館 “麒麟・大鳳の棟” “孔雀の棟”として残されています。1925年に昭和の“鉄道王”根津嘉一郎氏が内田氏より土地・建物を取得すると、根津氏の別邸として手が加わり1929年洋館 “金剛”と緑豊かな庭園が完成します。格調高い迎賓館 “金剛”には、甘美な趣をたたえる“ローマ風浴室”が備え付けられるなど、かつての栄華を今に伝える最も印象的な建物となりました。その後、1932年に日本の神社や寺に見られる建築的特徴を持ちつつも中国的な装飾やアールデコ様式を取り入れた洋館 “玉姫(たまひめ)”と中世英国のチューダー様式を用いた “玉渓(ぎょっけい)”が増築されますが、12年後の1944年に根津家がこの別邸を手放すことになります。これを1947年に取得したのが、金沢・湯涌温泉でのホテル経営で財をなし、戦後アメリカ進駐軍に接収されたため、熱海での開業を模索していた実業家・政治家の桜井兵五郎でした。「起雲閣」の名は、この旅館時代に命名されたものとなります。1949年の“金剛の棟”の改築を手始めに、 “音楽サロンの棟” “展示室の棟” “企画展示室” 等々が断続的に新築され現在に至っています。
旅館としての「起雲閣」は、観光メッカ熱海を代表する宿として数多くの宿泊客を迎えましたが、とりわけ志賀直哉・谷崎潤一郎・太宰治といった日本を代表する文豪たちに愛されたことでも有名です。日本建築の美しさを纏った本館(和館)と離れ、日本・中国・欧州各国の装飾や様式美を融合させた独特の雰囲気を持つ洋館に加えて、緑豊かな庭園が調和して優美な気品を醸し出している名建築といえます。旅館時代にBARとして使われていたスペース「喫茶やすらぎ」で戴いた抹茶と和菓子は気品溢れる雰囲気も相まって格別なものでした。
その後、熱海駅に戻った一行は、伊東魚市場に水揚げされたばかりの海鮮に舌鼓を打ちながらの情報交換を行い、解散となりました。
(企業交流委員 清水英樹)