企業交流委員会はセミナーや見学会等を通じ、広く会員の皆様との交流を深める活動をしております。今回は10月24日、倶楽部会員の東急㈱保田主査様・大学OBの東急電鉄㈱瀬谷常勤監査役様他のご尽力により、東急こどもの国線恩田駅に隣接する東急電鉄㈱長津田車両工場見学会を実施致しました。
鉄ちゃん・鉄子が大集合
当日は奥村専務理事・梅沢委員長をはじめ鉄道・乗り物大好き男女30名が参加し、渋沢栄一氏や五島慶太氏といった方が一世紀以上前に創業した日本を代表する私鉄最大手の車両工場見学をワクワクしながら見学させて頂きました。
冒頭には保田様より東急グループの創成期から今日に至るまでのご説明があり、主力の鉄道事業を始め不動産・建設・流通に至るまでの幅広い事業展開と社会貢献活動等を理解できました。
約1,300両を点検整備する車両工場
続いて工場整備区丸山様他より整備工場の概要説明があり、長いもので耐用年数40年以上、保有車両総数約1300両の点検整備検査を協力会社と一緒に行われている事や、入社後2・3年は整備の基礎を学び「ブラザー制度」と言う技能士の元に「一人一師」で技能を高めて継承されているとのご説明がありました。
工場見学では、約30トンある車両吊り上げ作業やメンテナンス後の車輪手押し・マスコン(電車の運転装置)模型の操作など、鉄道好きにはたまらないひと時で参加者全員童心に帰って楽しみました。
質疑応答では、真面目な中大OBらしく安全への取組みや人材を人財に変え継承するポイント等の質問も寄せられ、倶楽部会員の日頃の経営目線と関心の高さに感心させられました。
東急スピリッツを感じた
今回の見学会を通して私なりに感じた点は大きく3点ありました。
①工場スタッフの心のこもったおもてなし(笑顔でのお出迎えや送り出し等々)
②社員教育の徹底と継承がなされ見学中の質問への的確でわかりやすい回答など
③「日本一住みやすい愛される沿線づくり」と言う東急スピリッツが社員の隅々まで浸透している事、を感じました。
我々は普段当たり前に電車に乗っておりますが今回の見学を通じ、陰で顧客の安全を最優先する東急グループの自覚と誇りを肌で感じられ、自身の日々の行動の参考となる大変貴重な一日となりました。改めて関係者各位に心より感謝を申し上げます。
夕方からは長津田駅前のお店で懇親会を開催し、笑顔で交流を深め大満足の見学会でした。
(企業交流委員会 高澤定雄 記)