企業交流委員会 情報交換会 8月21日(月)

国立競技場スタジアムツアー

国立競技場スタジアム01

日本スポーツ振興センターホームページより

企業交流委員会はメンバー間の情報交換と懇親を兼ねた情報交換会を8月21日(月)に開催しました。今回は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のメイン会場となった国立競技場スタジアムツアーで、参加者は井上均委員長他の11名。

国立競技場の遍歴
大正時代、明治天皇を祀る神宮として代々木に内苑、青山に外苑が造られました。その際、外苑は欧米式の公園と総合競技場を備えるものとし、1924年(大正13)東洋一の本格的陸上競技場となる明治神宮外苑競技場が完成しました。
その後この競技場を取り壊し、1958年のアジア大会のメイン会場として国立競技場が新設され、1964年には東京オリンピック大会の開会式に使用されました。
2012年、東京オリ・パラ招致委員会が東京2020大会に向けたスタジアムの建て替えを決定し、設計国際コンペによってイラク出身のザハ・ハディド案が採用されましたが、工事費と工期の大幅超過問題が発生し、2015年に白紙化。
改めて工期短縮と工事費抑制を目的として、デザインビルトの公募型プロポーザル方式により、大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所JVが選定されました。
設計1年、工事3年の工期を経て、2019年11月に新しい国立競技場が建設費1,569億円で完成し、2021年7月に第32回オリンピック大会のメイン会場として使用されました。

国立競技場スタジアム02

(独)日本スポーツ振興センターホームページより

スタジアムツアー
東京2020大会のレガシーをアスリート気分で体験できるのがこのツアー。
先ずは1階の入場口から入り、選手達のサインウォールを眺めつつ、インタビューゾーンで聖火トーチやロッカールームを見学。金メダルを取った気分でカメラに向かってビクトリーサインを楽しんでいると、後ろで外人の紳士がじっと佇んでいるのが気になり近くに寄ってみたら、サッカー日本代表の監督を務めたザッケローニ氏の精巧な蝋人形だったのにびっくり。
選手控室からは大地をイメージした赤茶色のトラックと天然芝のフィールドへと続きますが、3層のスタンドと60mの大屋根の迫力に圧倒されます。観客からの大声援を受けたら好記録が出るのも分かります。ただ我々は、暑いのと設置してあったハードル1,067mmの高さに気落ちして、短距離競争は残念ながら諦めました…。

国立競技場スタジアム03
国立競技場スタジアム04
国立競技場スタジアム05

その後スタンドの観客席を通り、4階の展望エリアへ。どの席からもトラックが間近に見え、68,000人を収容する大スタジアムが案外コンパクトに感じられました。軒庇には47都道府県から集められた国産木材が活用されており、それぞれの産地の方位に配置してあるそうな。最後に、親切な係員の方に記念写真を撮ってもらいました。

尚、このスタジアムツアーは一般公開されており興味のある方は「国立競技場スタジアムツアー」の Webサイトへ。
ツアー終了後、喉が渇いた我々は近くの「森のビヤガーデン」で懇親会を開催しました。

国立競技場スタジアム06
国立競技場スタジアム07

企業交流委員会 副委員長 鈴木浩(記)