
歌うことの健康効果がすごいんですって
9月20日第85回例会を開催いたしました。玉澤新会長の下参加者は10名、昭和36年卒業を始めに平成18年卒業迄の老若男女が集りました。少しアルコールも入り、新会長のご挨拶もそこそこにカラオケがスタートです。
御年83歳の大先輩がトップバッター。なんとご自分の持ち歌がカラオケ機に収録されているのです。プロの歌手、当然のこと歌唱力は素晴らしいのですが、それにも増して艶やかで張りのある歌声にびっくりするとともに少し気が重くなってきました。2番手は最高齢86歳の大先輩。グラスをお持ちになる手は少し震えていらっしゃるようですが、マイクをお持ちになる手は微動だにせず、壮年期を思わせる歌声でした。3番手は80歳の先輩、お二方同様素晴らしい歌声でした。
4番手からは戦後生まれ、学生時代には既にカラオケが存在した世代です。曲目も若き日に耳にした『大瀧詠一』や『サザンオールスターズ』『五輪真弓』などの曲が続き、ようやく少し気が楽になりました。
さあ順番が回ってきました。人前で歌うなど20年程なかったので心配していたのですが、一曲歌ってみたらとても楽しい気分になりました。結局3時間半程の例会で、恥ずかしげもなく3曲も歌ってしまいました。とても楽しかったです。
ところで、初めて歌唱同好会に参加いたし感心したことがございます。御年80歳を超える大先輩方の歌声は、壮年期を思わせる若々しさ。張り・艶とも目を見張るほど素晴らしいものでした。『壮年とは、重責を担う働き盛りの時期』と定義されています。定義の2倍の年齢に達しているのですが、本当にお若いのです。きっと『歌う』ことには秘密があるのでしょう。
『歌う』ことの効果には、科学で証明されている歌う効果
1. 歌っている状態は副交感神経が優位の状態、つまりリラックスしている状態。唾液が多く分泌され、それがストレス解消に繋がるそうです。
2. 歌うことにより副交感神経が優位の状態だけでなく、脳全体が刺激されセロトニンやドーパミン、エンドルフィンといった『幸せホルモン』が分泌されます。これらのホルモンは、精神安定の効果があり、幸福感や満足感を感じやすくなります。
3. 歌うことにより嚥下(えんげ)飲み込む力や心肺機能の衰えを補うことが証明されています。歌うことの効果は、科学的にも証明されています。『ミュージックメディスン』という言葉があるそうです。是非皆さんも歌唱同好会に参加してみませんか。
小林 満男