製造部会 第24回活動報告 2月25日(木)
ワーカーズ倶楽部神田
「朝活会」開催
演題「現代企業はどう変革すべきか -ダイナミック・ケイパビリティとは-」
講師 千歳学
日立製作所 情報・通信システム社
南甲倶楽部製造部会の仲間から、「博士」が出ました!
南甲倶楽部がその設立に深くかかわった中央大学ビジネススクールからの卒業生です。
彼の初講義はぜひ南甲倶楽部向けに開催させたいという思いと、製造部会として何か新しいことに取り組んでみようとの考えから、今回の企画「朝活会」を2月25日、ワーカーズ倶楽部神田にて開催しました。
新たな試みは、次の通りです。
南甲倶楽部会員の多くは、「現役の経済人」が中心であり、夕方早い時間の行事には参加しづらいのではないか。むしろ始業前のほうが時間の融通が利くのではという思惑から、
①朝7時15分から開催
②途中退室可
③通勤に便利な都心 (今回は神田駅そば)開催
④参加者による質疑応答時間の充実
以上を前提としました。
講義内容については、若手経営者が増えてきたことを踏まえ、千歳講師の博士論文でのテーマである企業経営戦略を採り上げました。
企画時点では、5~6名でのひそやかな開催を目論んでいましたが、当日は20名余の方々に参加いただき、予想以上に注目された企画であったと感じています。
演題は、「現代企業はどう変革すべきか-ダイナミック・ケイパビリティとは-」です。
講師である千歳博士が博士号取得に至った経緯や母校への思い、ビジネススクールで学ぶ意義等々講義のイントロダクションだけでも興味がつきないものでしたが、講義内容も世界の潮流や日本での出来事を時系列に、また企業戦略の変遷を実際の企業の事例とともに平易に説明していただきました。
また、講義後の質疑においても、我々受講者側が思いつくレベルの質問については学究されており、系統的に「学ぶ」ということの価値を肌身で感じられる貴重な機会となりました。
参加された方々とともに、今回の講師を務められた千歳学氏に、改めて感謝申しあげます。
余談ですが、有能な人材は世界に羽撃くようです。千歳氏は、春より勤務地が上海になるとの由。南甲倶楽部の一員として、彼のますますの活躍を祈念してやみません。
(製造部会 清田 英之)
■講師紹介
千歳 学(ちとせ まなぶ)
株式会社日立製作所情報・通信システム社
平成10年 中央大学経済学部経済学科卒
日立製作所入社
平成20年 同大学院戦略経営研究科戦略経営専攻入学
平成21年 南甲倶楽部入会
平成22年 同 修了(経営修士MBA)
同大学院戦略経営研究科ビジネス科学専攻入学
平成26年 南甲倶楽部製造部会委嘱
平成27年 同 修了(博士DBA)