第30回中央大学南甲倶楽部賞授与式

第30回中央大学南甲倶楽部賞授与式 3月25日(金)多摩校舎1号館1408教室 中央大学南甲倶楽部賞授与式が受賞者、受賞者のご父母、 中央大学学長・学部長、南甲倶楽部会員の出席のもとで行われた。 3月25日、多摩キャンパスの桜のつぼみはまだ固く冷たい風も吹いていたが、雲ひとつなく澄みわたった青空。この日、30回目を迎える南甲倶楽部賞授与式が行われた。

前列から川手正一郎統括専務理事(中央)、深澤武久理事長(右)、酒井正三郎総長・学長(左)と受賞者。後列右から中島康予法学部長、篠原正博経済学部長、木立真直商学部長、石井靖理工学部長、都筑学文学部長、松野良一総合政策学部長

ご家族を伴い少々緊張した面持ちの受賞者たちが揃った9時30分、栂野紘次専務理事の進行により式は開幕した。はじめに川手正一郎統括専務理事が、6名の受賞者に賞状と表彰品(印鑑三点セット)を授与し、挨拶をした。「皆さんに贈る3つの言葉があります。箱根峠の歌碑に『あれを見よ深山の桜咲にけり真心尽くせ人知れずとも』。広い視野で深い心、そして一生をコツコツと磨きなさいということ。2つ目は論語の一節『徳は孤ならず 必ず隣有り』。徳とは正しいことを継続していると必ず良き協力者が現れる。3つ目は坂村真民の『念ずれば花ひらく』。努力して己を磨けが報われるということです。 皆さん人生は一度きり。しかも片道切符です。大きな目標を持ちそれに向かって必死に走る。歩みはウサギでも亀でもいい。それが未来を切り拓くことです。自信を持って自分を磨いてください」

挨拶をする川手統括専務理事

深澤武久中央大学理事長の祝辞は「幅広い分野で活躍して社会に貢献している先輩方が大勢います。彼らは後輩とわかると心を許して便宜を図ってくれます。皆さん、遠慮しないで先輩の懐に飛び込んで交流を深め、成長の糧にしていただきたい。中大卒であることの誇りを胸に今後も研鑽を重ね、大いに活躍していただきたい」と述べた。

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祝辞を述べる深澤武久理事長

酒井正三郎中央大学総長・学長は「南甲倶楽部賞を受賞したその日から賞に恥じない生き方、一層高い夢を追う責任があります。今日が新たな出発点。皆さん自身がそれぞれの分野で一回りも二回りも成長されることが本賞開設の趣旨であり、期待に報いることであろうと思います。南甲倶楽部の方々に御礼を申し上げると同時に今後も中央大学との強く熱い連携をお願いいたします」と結んだ。

祝辞を述べる酒井正三郎総長・学長

これらの言葉を受け、受賞者を代表して総合政策学部の中西祥子さんが感謝の言葉と「この4年間、出会った多くの方々のおかげで、立ちはだかる壁を何度も乗り越えてきました。大学時代に学んだことを生かして何事も全力で取り組んでまいります」と述べ、授与式は閉会した。 8.IMG_0156 その後、式に参加した全員が卒業式の会場である第一体育館アリーナへと向かった。 南甲倶楽部賞は、母校との交流、学生の積極的な社会参加、学問の奨励を目的に設けられた賞。毎年、卒業する学生のなかから在学中、学力・人物ともに優れ、学術・文化・社会活動に顕著な成果をあげた学生を各学部から1名を表彰。受賞者の選考は、各学部長主催の教授会で討議され、学長より当倶楽部会長に推薦され審議の上決定される。 第30回南甲倶楽部賞受賞者(敬称略) 法学部法律学科 高橋 毬子 経済学部公共・環境経済学科 遠藤 若菜 商学部会計学科 妹尾 直季 理工学部都市環境学科 諸岡 雅樹 文学部人文社会学科 高橋 琴乃 総合政策学部政策科学科 中西 祥子

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6名の受賞者